共通テストの英語では、リーディングと同じくリスニングも100点満点が配点されています。そのため、リスニング対策を後回しにしてしまうと、大きな差がついてしまう分野です。
しかし、多くの高校生は「どうやって練習すればいいのかわからない」と悩みがちです。ここでは、共通テストで得点を伸ばすための効果的なリスニング学習法を5つ紹介します。
1.毎日「英語の音」に触れる
リスニング力は一朝一夕では身につきません。大切なのは、毎日英語の音を聞く習慣をつけることです。いきなり長時間やる必要はなく、1日10分程度から始めても効果があります。
学校の教材CD、NHKのラジオ英会話、YouTubeの英語学習チャンネルなどを使い、耳を英語に慣れさせましょう。
2.スクリプトを活用して理解を深める
聞きっぱなしでは効果が薄くなります。必ずスクリプト(台本)を確認し、「自分がどこで聞き取れなかったのか」をチェックしましょう。
・単語を知らなかったのか
・発音の変化(音の連結や省略)に気づけなかったのか
原因を分析することで、次回に生かせます。
3.シャドーイングで「音を再現」する
リスニング力を大きく伸ばす方法の一つがシャドーイングです。音声を聞きながら、少し遅れて声に出して追いかける練習で、発音やリズムが体に染み込みます。
最初は短い文から始め、慣れてきたら長めの会話やナレーションにも挑戦しましょう。共通テストでは日常的な会話も多いため、スピード感に慣れることが重要です。
4.問題演習で形式に慣れる
共通テスト特有の形式に慣れることも大切です。例えば、1回しか放送されない問題や会話の流れを把握する問題など、普段の学習では経験しにくい形式が出題されます。
過去問や予想問題集を使い、本番と同じ条件で演習を繰り返しましょう。聞き逃しても焦らず、全体の流れをつかむ練習をしておくと安心です。
5.リーディングと並行して語彙力を強化
リスニングで聞き取れない原因の多くは「単語を知らないこと」です。語彙力が不足していると、音が聞こえても意味が理解できません。
リーディングの勉強と並行して単語学習を進め、知っている単語を音でも認識できるようにしましょう。発音記号を確認したり、アプリで音声を聞きながら覚えるのも効果的です。
まとめ
共通テストのリスニング対策では、毎日英語の音に触れる → スクリプトで確認 → シャドーイングで定着 → 問題演習で形式に慣れる → 語彙力を強化するという流れが基本です。
リスニングはコツコツ続けるほど結果に直結する分野です。早めに習慣化し、本番で安定して得点できる力を身につけましょう。