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武庫川大学(旧武庫川女子大学)英語入試を徹底攻略|共学化と出題傾向・配点・勉強法

こべつ屋さん

武庫川女子大学は2027年度から「武庫川大学」として共学化されます。今回は、名称変更・共学化のポイントとあわせて、英語入試の出題形式・配点・対策法までまとめて解説します。共学化後も出題傾向は大きく変わらない見込みなので、今のうちにしっかり対策していきましょう。

武庫川女子大学から「武庫川大学」へ|2027年度共学化の概要

武庫川女子大学は2025年7月28日の理事会で共学化を正式に決定し、翌29日に発表しました。2027年4月から大学名は「武庫川大学」に変わり、現在ある全13学部21学科すべてが対象です。2027年度の入学者から、男子学生の受け入れが始まります。

共学化の背景には、少子化や女子大離れが進むなか、女子大として存続することの経営的な難しさがあるとされています。大学側は、建築や経営など学びの領域を広げてきた総合大学として、性別や国籍、年齢の枠を超えた多様な価値観を取り入れたいとも説明しています。

なお、現在在学中の1・2年生や、進学が決まっている附属高校3年生については、卒業までできる限り女子大としての環境が続くよう配慮されるとのことです。また、附属の中学校・高等学校は共学化後も女子校のまま維持されます。

名称変更は2027年4月の入学に合わせて行われるため、現在の高校3年生が受験する2027年度一般選抜の合格者は、入学時点から「武庫川大学」の学生になります。つまり、この記事を読んでいる受験生の多くは、新しい大学名のもとで学生生活をスタートする最初の学年にあたります。

武庫川大学(旧武庫川女子大学)の入試概要

2027年度入試の一般選抜は、前期日程(2027年1月24・25日)と後期日程(2027年3月2日)の2回実施されます。個別学力試験の英語は1科目100点満点で、学部・日程によって2科目型・3科目型のいずれかで実施され、文学部英語グローバル学科など英語が必須科目となる学部もあります。

大学入学共通テスト利用方式では、英語はリスニングを含めて100点(うちリスニング20点)で判定されます。文学部英語グローバル学科の前期日程のみ、配点が200点(うちリスニング40点)に拡大される点にも注意が必要です。個別試験の英語そのものの出題形式は、これまでの武庫川女子大学の形式を踏襲する見込みですが、最新の募集要項で必ず確認しましょう。

このほか、学部・日程によっては英語外部検定利用型も用意されており、実用英語技能検定(英検)やGTECなどのスコアを出願資格や加点に活用できる場合があります。該当する学部・方式や基準スコアは年度によって変わるため、英語の資格試験を受けている人は、個別学力試験に加えて外部検定利用型も出願条件に当てはまるか確認しておくとよいでしょう。

入試方式|自分に合った受け方を選ぼう

武庫川大学(旧武庫川女子大学)の一般選抜には、前期・後期の独自試験から共通テストを活用する方式まで、複数の入試方式があります。共学化後も方式の枠組みは大きく変わらない見込みなので、併願パターンの参考にしてください。

方式名試験時期科目数特徴・備考
一般選抜 前期(2科目型)2027年1月24・25日2科目・200点満点英語必須+他1科目選択(国語・数学・歴史・理科等、学部により異なる)
一般選抜 前期(3科目型)2027年1月24・25日3科目・300点満点英語必須+他2科目選択。2科目型より判定に使う科目が広がり、得意科目を生かしやすい
一般選抜 後期2027年3月2日2科目・200点満点英語必須+他1科目選択(学部により異なる)。前期で届かなかった場合の再チャレンジに使える
共通テスト利用方式共通テスト後に出願英語含む指定科目(リスニング含め100点、一部学部・日程は200点)個別試験なし。共通テストの得点のみで判定
英語外部検定利用型個別試験の出願時に併用外部検定のスコアを活用英検・GTECなどのスコアを出願資格や加点に利用できる学部・日程がある

試験の構成と特徴

英語の個別試験は、全学部・全日程で共通の形式で出題されるため、学部別の対策は基本的に不要です。試験時間は60分、配点は100点満点、大問5題・全32問がすべてマーク式で出題されます。出題形式は例年大きく変わらないため、古い年度の過去問も演習に活用できます。

大問構成は、Ⅰ長文読解(内容一致・約7問)、Ⅱ会話文の空所補充、Ⅲ英文法の空所補充、Ⅳ語彙(4択)、Ⅴ整序英作文という5題です。難易度は標準からやや易しめで、基礎を固めれば得点しやすい一方、取りこぼしが合否に直結しやすいテストでもあります。

受験生がつまずきやすいポイント

もっとも注意したいのが時間配分です。長文読解と英文法に時間を取られ、後半の語彙・整序問題に十分な時間を残せないケースが目立ちます。長文は600〜800語程度とそれほど長くありませんが、速読よりも各パラグラフの要点を正確につかむ「精読力」が求められます。語彙は2000語レベルの単語帳と1000語レベルの熟語帳を仕上げていることが前提となり、一部ではMARCH・関関同立レベルの語彙も出題されるため、基礎固めの質がそのまま得点差になります。

攻略ポイント|大問別の対策

長文読解(大問Ⅰ)

長文読解は、歴史や生物など幅広いテーマから出題され、大学の教科書から引用された文章が使われることもあります。設問は「According to paragraph〇」のようにパラグラフ単位で内容一致を問う形式が多いため、段落ごとの要点を整理しながら読む「パラグラフリーディング」が有効です。先に設問に目を通してから本文を読むと、どこに注意して読めばよいかが把握しやすくなります。目標は正答率7.5割以上です。

会話文・文法・語彙(大問Ⅱ〜Ⅳ)

会話文問題は口語表現そのものの難易度は高くありませんが、設問文が英語で書かれているため、状況把握に時間がかかることがあります。過去問演習で出題パターンに慣れておきましょう。文法問題は基本的な範囲が中心なので、標準的な文法書・問題集を一冊仕上げれば十分対応できます。語彙問題は2000語レベルの単語帳を完成させることが前提ですが、満点を狙うにはMARCH・関関同立レベルの語彙まで押さえておくと安心です。

整序英作文(大問Ⅴ)

整序英作文はセンター試験と同じ形式で、1問につき解答欄が2つあり、他の文法問題より配点が高めに設定されています。まず熟語や定型句を手がかりに選択肢を絞り、時制や三人称単数のsといった文法ルールで文の骨格を決めてから、語順や修飾関係を確認して意味が通るように組み立てる、という手順を身につけておくと解きやすくなります。単語の品詞を正確に覚えていないと組み立てられないため、単語学習の段階から品詞も意識しておきましょう。

具体的な勉強法|学習スケジュール

4〜8月:基礎固め

2000語レベルの単語帳と1000語レベルの熟語帳をそれぞれ1冊仕上げます。並行して、標準的な文法書・問題集で全範囲を一周し、苦手分野を洗い出しておきましょう。この時期に基礎を固めておくことが、秋以降の演習効率を大きく左右します。

9〜11月:大問別演習

長文読解はパラグラフリーディングを意識した精読演習を重ね、整序英作文はセンター試験の過去問で形式に慣れていきます。会話文は頻出表現をまとめて暗記し、文法・語彙は苦手分野を中心に繰り返し演習して穴をなくしていきましょう。

直前期:過去問演習

出題形式が安定しているため、古い年度の過去問も積極的に活用できます。60分で大問5題を解き切る通し演習を重ね、時間配分の感覚を体に覚えさせましょう。共学化後も英語の出題形式が大きく変わる可能性は高くありませんが、最新の募集要項と過去問で最終確認をしてから本番に臨んでください。

武庫川大学への名称変更・共学化は大きなニュースですが、英語の個別試験そのものは例年通りの形式が続く見込みです。出題形式や配点といった「変わらない部分」を正しく押さえて基礎から着実に対策すれば、十分に合格点を狙えます。最新の募集要項を確認しながら、計画的に学習を進めていきましょう。