関西大学の一般選抜では、英語は試験時間90分・オールマーク式で実施されます。配点は1問4点・全50問で200点満点が基本形で、文系の3教科型では英語が全科目中で最高配点になることが多く、合否を大きく左右する科目です。大問は3題構成で、会話文・文整序問題、長文総合問題2題という組み合わせです。文整序問題は関西大学特有の出題形式で、論理関係を正確につかむ力が求められます。出題の特徴とつまずきやすいポイントを押さえて、効率よく対策していきましょう。
関西大学の入試概要
英語の配点は学部・方式によって異なります。多くの学部で1問4点・全50問・200点満点が基本ですが、外国語学部(英語+1教科選択方式)や環境都市工学部などは150点です。総合情報学部は3教科型で200点、同一配点方式では175点に換算されます。文系の3教科型では英語が全科目中で最高配点になることが多く、文学部・社会学部などの共通テスト併用方式でも、英語はリーディング・リスニング合わせて200点(必須)という学部が目立ちます。法学部の3教科方式も英語200点(必須・合計450点満点)が基本で、英語の出来がそのまま合計点に直結する配点構成です。英語資格・検定試験を利用する「2教科英語外部」方式もあり、この場合は英語の配点は30点と小さくなります。試験時間はいずれの方式も90分です。学部・方式によって配点比率が大きく変わるため、志望学部の募集要項で最新の配点を必ず確認しておきましょう。
試験の構成と特徴
出題はすべてマークセンス方式(オールマーク式)で、大問3題構成です。大問Ⅰ(44点)はA会話問題・B文整序問題、大問Ⅱ(88点)・大問Ⅲ(68点)は長文総合問題です。文整序問題は関西大学特有の出題形式で、200〜300語程度の英文を6つのパートに分けて並べ替えます。長文2題の配点が全体の大半を占めるため、長文読解の出来が合否を左右します。難問・奇問は少なく、標準レベルの語彙・文法を土台に文章全体を読みこなす力が問われます。出題方針として「大学進学後に必要な英語の基礎力の測定」が掲げられており、小手先のテクニックよりも英文を正確に読みこなす総合力が重視されています。
受験生がつまずきやすいポイント
多くの受験生が失点しやすいポイントは3つあります。1つ目は、文整序問題で論理関係を見誤ることです。therefore、however、for exampleなどの論理マーカーや指示語、時系列の手がかりを見落とすと、パート全体の順序を崩してしまいます。2つ目は、長文の下線部問題で語彙力だけに頼ってしまうことです。下線部の意味や示唆する内容は、段落同士・文同士のつながりを理解していないと正確に判断できません。3つ目は、90分で大問3題を解く時間配分の管理です。長文2題の配点が高いため、大問Ⅰに時間をかけすぎると後半で失点しやすくなります。
攻略ポイント|頻出テーマ別の対策
会話問題(大問ⅠのA)
空所5つに選択肢が各4つあり、空所には語句ではなく文全体が入ります。そのため単語や文法の知識よりも、会話の流れをつかむ力が問われます。頻出の口語表現や受け答えのパターンを一通り覚えておくと、文脈から答えを絞り込みやすくなります。
文整序問題(大問ⅠのB)
200〜300語程度の英文を6つのパートに分けて並べ替える、関西大学特有の形式です。therefore、however、for exampleなどの論理関係を示す語、指示語、時系列が手がかりになります。過去問で繰り返し練習し、パート同士のつながりを見抜く感覚を養っておきましょう。
長文読解(大問Ⅱ・Ⅲ)
大問Ⅱは空所補充と内容一致が中心で、与えられた書き出し文に続く正しい文を選ぶ形式が多く、比較的解きやすい傾向にあります。大問Ⅲは下線部の意味や示唆する内容を問う設問が中心で、語彙力に加えて段落・文同士の論理関係の理解が欠かせません。未知の語句に出会ってもすぐに辞書を引かず、ディスコースマーカーや指示語から意味を推測する練習をしておくと得点が安定します。
具体的な勉強法|学習スケジュール
4〜8月:基礎固め
単語・熟語・文法の基礎を固める時期です。市販の単語帳を1冊に絞り、イディオムもあわせて完全に覚えます。文法はすべての単元を一通り確認し、S・V・O・Cや品詞を意識しながら文構造を把握する読み方を身につけましょう。
9〜11月:長文・文整序演習
長文総合問題を時間を計って解く練習を始めます。パラグラフ同士の論理関係を意識しながら読む訓練を重ね、文整序問題は関西大学特有の形式なので過去問や類題で繰り返し練習しておきましょう。
直前期:過去問演習
大問3題を90分で解く時間配分を体に覚えさせます。目安は大問Ⅰに20分、大問Ⅱに35分、大問Ⅲに30分程度です。長文2題の配点が高いため、時間が足りなくなりそうな場合は大問Ⅰを手早く切り上げる判断力も養っておきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。皆さんの第一志望校合格を心より願っています。











