立命館大学の一般選抜では、英語は全問マークシート方式・試験時間80分で実施されます。文系学部では配点の3割以上を占める学部が多く、合否を左右する重要科目です。難問・奇問は少なく標準レベルの出題が中心ですが、長文2題の分量が多いため、速読力とスピード感のある解答処理が求められます。出題の特徴とつまずきやすいポイントを押さえて、効率よく対策していきましょう。
立命館大学の入試概要
英語の配点は学部・入試方式によって異なります。代表的な例を挙げると、全学統一方式(文系)では英語120点・国語100点・選択科目100点の合計320点満点のうち、英語が約37.5%を占めます。学部個別配点方式(情報理工学部など)では英語150点・合計400点満点で、同じく約37.5%の比重です。共通テスト方式(3教科型)では英語200点・合計600点満点となっており、方式を問わず英語が合否のカギを握る科目であることがわかります。出題範囲は「英語コミュニケーションⅠ〜Ⅲ」「論理・表現Ⅰ〜Ⅲ」です。学部・学域ごとに配点比率が異なるため、志望する学部の配点方式は早めに確認し、最新の数値は必ず立命館大学公式の入学試験要項で確認してください。
試験の構成と特徴
全学統一方式・学部個別配点方式の英語は、全問マークシート方式・試験時間80分で、大問5題から構成されます。代表的な構成は、大問1・2が長文読解(それぞれ700〜800語程度)、大問3が短めの会話文(100語程度)、大問4が文法問題、大問5が語彙問題です。大問1は内容一致を中心とした設問、大問2は空所補充や指示語の内容を問う設問が多く、ある程度の語彙力も求められます。難問・奇問は少なく、標準的なレベルの問題が中心ですが、長文2題とも分量が多いため、基礎的な問題を確実に得点する力とスピードの両方が求められます。また、選択肢の中に紛らわしい表現が混じることもあるため、本文の根拠箇所を必ず確認してから解答する丁寧さも欠かせません。
受験生がつまずきやすいポイント
多くの受験生が失点しやすいポイントは3つあります。1つ目は時間配分です。長文2題に時間をかけすぎて、大問4・5の文法・語彙問題に手が回らなくなるケースが目立ちます。2つ目は語彙力不足です。大問5の語彙問題は、長文読解とは別に単語・熟語の暗記量がそのまま得点に直結するため、対策を怠ると差をつけられてしまいます。3つ目は、会話文(大問3)の取りこぼしです。比較的平易な問題が多いにもかかわらず、時間不足で焦って解くと基礎的な設問を落としてしまう受験生が少なくありません。標準レベルの問題が中心だからこそ、こうした取りこぼしの差が合否を分けます。
攻略ポイント|頻出テーマ別の対策
長文読解(大問1・2)
大問1は内容一致を中心とした設問、大問2は空所補充・指示語の内容を問う設問が多く出題されます。段落ごとの要点をつかみながら読み進め、指示語が指す内容を本文中で確認する習慣をつけましょう。語彙力があるほど読むスピードが上がるため、単語学習は長文対策の土台になります。2題合計で1,500語前後を読むことになるため、普段の演習から「読んで終わり」にせず、時間を計って解く練習を重ねることが大切です。
会話文(大問3)
分量は少なく、空所補充が中心です。会話特有の決まり文句や応答パターンを覚えておけば、スピーディーに解答できます。取りこぼしを防ぐため、過去問で出題パターンに慣れておきましょう。得点源にしやすい大問だからこそ、ここでのミスは痛手になります。
文法・語彙(大問4・5)
大問4は文法問題、大問5は空所補充・同意語選択を中心とした語彙問題です。難問は少ないため、標準的な文法問題集と単語帳を繰り返し学習し、取りこぼしをなくすことが得点アップの近道です。語彙問題は覚えた分だけ確実に得点につながるため、コストパフォーマンスの高い対策分野といえます。
具体的な勉強法|学習スケジュール
4〜8月:基礎固め
入試標準レベルの単語・熟語・文法を網羅しましょう。「ターゲット1900」や「システム英単語」で扱われる範囲を目安に、語彙演習を毎日継続することが大切です。この時期に基礎を固めておくことで、秋以降の演習効果が大きく変わります。
9〜11月:長文・文法演習
長文を週3〜5題のペースで解きながら、文法・語彙問題集も並行して進めます。長文は時間を計って読み、大問ごとの目標時間を意識する練習を重ねましょう。誤答した問題は「語彙不足」「読解ミス」「時間切れ」などに分類し、弱点を可視化しておくと復習の効率が上がります。
直前期:過去問演習
過去問を本番と同じ80分で解き、大問ごとの時間配分を体に覚えさせます。目安は長文2題に合計40〜45分、会話文に10分、文法・語彙に残り25〜30分程度です。語彙問題は直前まで得点を伸ばしやすいので、繰り返し復習しましょう。









